年功序列の賃金形態
1212ー1215
年功序列賃金
新規学卒者を一括採用し、一律の初任給を支払う。入社後しばらくは賃金に差をつけず、30代に入る頃から蓄積された人事評価に応じて少しずつ賃金差をつける。それ以降は徐々に賃金差が拡大する。
日本企業に多く見られ、日本型経営の特徴とも言われる「企業が長期的関係を構築すること」を前提とし構築されている。
- メリット:組織に居続けることで貢献意欲が高まる
人材定着しやすい
・賃金が上がり始める年齢まで所属しようとする功利的な組織コミットメントy
帰属意識が高まる
・組織への愛着、一体感を感じやすい。組織コミットメントが高まり、組織市民行動を促す
安定した人間関係の構築
教育システム
・長期的視野での人材育成が可能
人事評価コストを減らすことができる
- デメリット:
若い時期のモチベーション低下
・能力、実績がすぐに反映されない
実績の乏しい新規学卒者の段階で、潜在能力を評価され入社するも、それを発揮する機会を与えられずらい。自己実現欲求・達成動機が満たされずらい。
賃金差が生じる時点での人事評価でなく、蓄積された評価によって報酬が変化するため、透明性の高い評価になりにくい。
人件費高騰
ぶら下がり社員の発生
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